福祉機器は自立と介護の味方です


福祉機器とは……
    眼鏡も福祉機器といったら、ビックリしますか。
 福祉機器とは、障害のある人が日常生活のさまざまなことがらを、可能な限り自分でできる
ようサポート(支援)する生活用具のことです。
 福祉機器を利用することにより障害のある人の自立した生活の範囲が広がり、介護にあたる
家族の負担を軽減することにもつながっていきます。
 眼鏡をかけるように、さまざまな福祉機器を上手に利用して、より豊かな質の高い生活を実
現していきたいものです。

福祉機器のいろいろ(例)
  
使用目的主 な 福 祉 機 器
排泄の自立と介護 トイレ用手すり、腰掛け便座、補高便座、親子便座、温水洗浄便座、採尿器、
ポータブルトイレ、差し込み便器、失禁パンツ、尿とりパッド、
紙おむつ・布おむつ など
入浴の自立と介護 浴室用手すり、浴槽用簡易手すり、シャワーチェア、バスボード、洗髪パット、
バスチェア(浴槽台)、滑り止めマット、清拭剤、ドライシャンプー など
床ずれの予防 電動式介護ベッド、手動式介護ベッド、ベッドサイドレール、ベッド用テーブル、
介助バー、エアマット、円座、かかとクッション、ムートン、体位変換用具 など
移動の自立と介護 杖、歩行車(シルバーカー)、歩行器、車椅子、介助型車椅子、電動車椅子、
車椅子用昇降機、車椅子用床ずれ防止マット、移動用リフト、天井走行リフト、
階段昇降機 など
食事の自立と介護 ホルダー付きスプーン・フォーク、握りやすいスプーン・フォーク、
曲がりスプーン、形状記憶スプーン・フォーク、すくいやすい食器、
コップホルダー など
便利な生活用具 軽い調理用ナイフ、滑り止めマット、ワンハンド調理台、電磁調理器、
ムービングキッチン、ドラム式洗濯機、レバー水栓、自動水栓 など
コミュニケーション シルバーホン、緊急通報用電話、意思伝達装置 など


福祉機器を選ぶポイント 家族団らんの様子
  障害のある人のからだの状況にあったものを選びます。
いろいろな商品を比べましょう。
安全で、使いやすいものを選びましょう。
住宅環境や家族の介護の力にあったものを選びます。
耐久性のあるものを選びましょう。
故障したときのアフターサービスを確認します。
福祉機器には操作が簡単なものもありますが、使い方の
  練習が必要なものもあります。使用方法を確認します。
できれば購入する前に、レンタルで実際に使ってみましょう。
専門家に相談しましょう。

寝たきり老人ゼロ作戦と福祉機器
   わたしたちは、「年をとれば寝たきりになる」、「脳卒中にかか
れば寝たきりは避けられない」と考えがちです。
 寝たきりは、本人の生活の質を著しく損なうばかりでなく、介護
をする家族にとっても大きな負担となるほど、社会的にも大きな問
題となっています。
 欧米諸国には、寝たきりの老人はほとんどいないといわれていま
す。寝たきりのかなりの部分は、適度な訓練と介護によって防ぐこと
ができるのです。
 平成2年度からスタートした「高齢者保健福祉十ヵ年戦略」(ゴ
ールドプラン)では、「寝たきり老人ゼロ作戦」を重要な柱のひと
つとしています。
 福祉機器は、寝たきり老人ゼロに大きな役割を果たします。
 おじいさんとおばあさんのイラスト

寝たきりゼロへの10ヶ条
   1.脳卒中と骨折予防、寝たきりゼロへの第一歩
 2.寝たきりは寝かせきりから作られる       (過度の安静逆効果)
 3.リハビリは早期開始が効果的    (始めようベッドの上から訓練を)
 4.くらしの中でのリハビリは食事と排泄、着替えから
 5.朝起きてまずは着替えて身だしなみ (寝・食分けて生活にメリとハリ)
 6.「手は出しすぎず目は離さず」が介護の基本 (自立の気持ちを大切に)
 7.ベッドから移ろう移そう車いす      (行動を広げる機器の活用)
 8.手すりつけ段差をなくし住みやすく(アイデアを生かした住まいの改善)
 9.家庭でも社会でもよろこび見つけ    (みんなで防ごう閉じこもり)
10.進んで利用、機能訓練デイサービス(寝たきりなくす人の和、地域の輪)

介護、福祉機器のご相談は……
  介護実習・普及センター(大阪府の場合)
      当センターでは、保健婦、理学療法士、介護福祉士、福祉機器相談員を配置して、介護
相談、リハビリテーション相談、福祉機器相談に応じています。

※ 全国各地の介護実習・普及センター等でも同様のサービスを受けることができるシス
 テムが整備されつつあります。後記の窓口をご参照ください。

  身近なところでのご相談(大阪府の場合)
 本人のからだの状況や家族の状況をよく知るかかりつけの医師、医療機関の専門医、看
護婦、理学療法士、作業療法士に相談しましょう。
 また、身近な相談機関として府下のほとんどの市町村に在宅サービス供給ステーション
や在宅介護支援センターが設置されています。ここでは、ミニ福祉機器展示場を設け、介
護相談や福祉機器相談に応じています。

福祉機器の購入やレンタル費用への助成(大阪府の場合)
    現在、福祉機器の購入・レンタル費用への助成制度としては、市町村が窓口の“日常生活用
具給付等事業
”、社会保険事務所が窓口の“政府管掌健康保険の在宅介護支援事業”がありま
す。別ページの資料をご参照ください。



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