| 国体−正式名称は「国民体育大会」という。第1回大会が京都で開かれたのは敗戦の翌年、1946年のこと。以来、日本の戦後史とともに歩んできた国体は、来年、大阪で開かれる「なみはや国体」で52回を数える。これまでにも再三、改革論議が起きていたが、日本体育協会は、ようやく在日外国人の参加を条件付きで認めた。「一歩前進」と報じられた今回の決定だが、在日朝鮮人にとって“朗報”と言えるのだろうか。 |
| (文、写真/矢野 宏=ジャーナリスト) |
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朝鮮学校はボクシングでも 強豪選手が多い。 写真のインターハイには 94年から参加が認められている。 戦後51年の今、国体への参加は 認められていない |
![]() 朝鮮高級学校生の インターハイ参加への道を ルポした矢野氏の『在日挑戦』 |
![]() 約10年、在日韓国・朝鮮人の問題に 取り組んでいる矢野宏氏 |
| ◆矢野 宏(やの ひろし) 1959(昭和34)年生まれ。愛媛県出身。地元紙「日刊新愛媛」の記者を経て、1987(昭和62)年ジャーナリストの黒田清氏、大谷昭宏氏が設立した「黒田ジャーナル」に入社。以来、反戦・反差別を二本の柱に記者活動を行っている。黒田ジャーナルが毎月一回発行しているミニコミ紙『窓友(そうゆう)新聞』のデスクとして、取材・編集に携わっているほか、『週刊金曜日』『月刊宝石』にも執筆している。著書として、朝鮮学校に通う在日の高校生たちがインターハイへ初めて出場するまでの道のりを追ったルポルタージュ『在日挑戦』(木馬書館)、阪神大震災の被災者がどう生きたかを追ったドキュメント『震災と人間』(共書、三五館)などがある。また、京都府発行の人権小冊子『みんなの命輝くために』のパート、パートも執筆、好評を得ている。 ![]() ◆『在日挑戦』は1200円(税込)。問い合わせ、注文は木馬書館まで。 〒113 東京都文京区白山1−7−6白山高柳ビル 03−3813−3980 |